今年も多くの新機種が発表されました。
2021年のパチンコ・パチスロ販売実績を振り返ってみたいと思います。
また今回は最初ですので、今年の台数だけでなく「過去10年の総販売台数の推移」や「メーカーグループ別トップ5」、「21世紀以降の機種別販売台数トップ10」も掲載しております。
集計方法や注意事項は最下部に記載していますのでご確認ください。
パチンコビレッジが総力を挙げて調査した「パチンコ・パチスロ販売実績2021」をご覧ください。
という事でパチンコビレッジが2021年のパチンコ&パチスロ販売台数を集計しています。
詳細な販売台数に関しては、これから公表される各サイトによって微妙に違う可能性はありますが、ここではパチンコビレッジが集計した数値(全ての集計は納品日をベース、メーカーは子会社等を含めたグループ集計)です。
販売台数
パチンコ:約1,105,000台(前年比116%)
パチスロ:約647,000台(前年比161%)
という事で販売台数だけを見れば優秀な成績ですが、この販売台数は旧規則機撤去問題とも関係がある事は間違いなく来年(2022年)はどれだけの販売台数になるのか注目されます。
パチンコ機種別販売台数(2021年)
- Pスーパー海物語IN沖縄5:SANYO、88,000台
- PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン:SANYO、64,000台
- PA大海物語4スペシャル Withアグネス・ラム:SANYO、46,000台
- P牙狼月虹ノ旅人:サンセイ、41,000台
- 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~:ビスティ、41,000台
- P大海物語4スペシャル BLACK:SANYO、36,000台
- P大工の源さん超韋駄天 LIGHT:SANYO、33,500台
- ぱちんこP北斗の拳9 闘神:銀座、32,000台
- Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン:ビスティ、31,500台
- ぱちんこ ウルトラマンタロウ2:京楽産業.、25,500台
SANYOの人気は今年に限った話ではないですが、2021年も圧倒的です。10位中1~3、6,7位の5機種がSANYO、さらに1~3,6位は海シリーズです。これは↑にも書いた旧規則機撤去の関係もあるのですが、海の入れ替えは海の店が多く撤去されるCR海がP海になったような感じです。さすがに海はお腹いっぱいに感じますが、SANYOも自分から店舗内シェアを減らさないように努力した結果だと思います。
スロット機種別販売台数(2021年)
- SアイムジャグラーEX:北電子、87,500台
- マイジャグラーV:北電子、60,000台
- ファンキージャグラー2:北電子、30,000台
- SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語 :ミズホ、25,000台
- 新ハナビ:エレコ、24,000台
- 南国育ち-30:アムテックス、20,000台
- パチスロ北斗の拳 宿命:サミー、18,000台
- チバリヨ-30:オーゼキ、15,500台
- ニューパルサーSPIII:山佐、15,000台
- S沖ドキ!DUO-30:アクロス、14,500台
パチンコはSANYOですが、スロットは北電子が1~3位です。こちらも旧規則機撤去に関連はしていると思いますが、今の状況でお店が営業計画を建てる事が出来るスロットはジャグラーシリーズしかない状況です。
ランキング入りしている機械も結果が出ていない中でチバリヨが増産する程の結果が出ています。
メーカーグループ別販売台数(2021年)
パチンコ
- 三洋グループ:361,500台(16機種)(主な販売機種:Pスーパー海物語IN沖縄5=88,000台、PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン=64,000台)
- SANKYOグループ:179,000台(22機種)(主な販売機種:新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~=41,000台Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン=31,500台)
- ニューギングループ:95,000台(14機種)(主な販売機種:P真・花の慶次2漆黒の衝撃 EXTRA RUSH=23,500台Pデビルマン~疾風迅雷~=15,000台)
- サンセイアールアンドディ:90,000台(10機種)(主な販売機種:P牙狼月虹ノ旅人=41,000台Pキャプテン翼2020=10,500台)
- 京楽産業.グループ:78,000台(9機種)(主な販売機種:ぱちんこウルトラマンタロウ2=25,500台ぱちんこ乃木坂46=17,000台)
5位以降は6位:藤商事グループ、7位:サミーグループ、8位:平和グループ、9位:大一グループ、10位:ユニバーサルグループとなっています。2020年販売台数5位だったサミーグループが7位は寂しいです。スロットは一定の評価をして良いと思いますが、パチンコでも代表作が北斗では2022年も厳しそうに思います。
スロット
- 北電子:188,000台(4機種)(主な販売機種:SアイムジャグラーEX=87,500台(2021年納品分)マイジャグラーV=60,000台)
- ユニバーサルグループ:92,500台(8機種)(主な販売機種:SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ=25,000台新ハナビ=24,000台)
- サミーグループ:72,500台(8機種)(主な販売機種:パチスロ北斗の拳 宿命=18,000台パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3=13,500台)
- オリンピアグループ:54,500台(10機種)(主な販売機種:南国育ち-30=20,000台戦国乙女3~天剣を継ぐもの~=6,000台)
- 大都技研グループ:46,500台(5機種)(主な販売機種:政宗3=14,000台S牙狼-黄金騎士-=10,000台)
5位以降は6位:山佐グループ、7位:ネットグループ、8位:エンターライズグループ、9位コナミグループ、10位:SANKYOグループです。
6号機のスロットでは厳しいと言われたノーマルタイプが結局の所販売台数では数字を出しています。
AT、ART機に関しては内規の緩和で「出来るだけの事はした」という感じがします。
緩和に関しては情報漏洩とも言われる内容に苦言を呈する方も居ますが、ホールが経営を諦めないように情報を先出ししていると言う方の考えを支持したいと思います。
来年の1月末の旧規則機撤去の需要を先取りしたような形で2021年のパチンコ&スロット販売台数は数字的には伸びていますが、入れ替え需要の終わった後の販売台数に注目が集まります。